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田舎で仕事をさがす
〜農業?ペンション経営??芸術家???さて、あなたなら〜
田舎暮らしには本当にあこがれているんだけど、現実的な問題として実際に田舎暮らしをされている皆さんは仕事って何をしているんだろう...。ふと、そんなことを考えたことはないですか。田舎暮らしをするうえで仕事に対する不安はつきもの、それはどんな方にも共通して言えることです。実際に田舎暮らしをされている方に違いがあったとすれば、未知の世界に踏み出す勇気とこれからの人生を楽しもうとするモチベーションがあったということでしょう。事実、田舎暮らしを実践し、そのことを思いっきり満喫されている方は大勢いらっしゃいます。では、具体的に普段はどんな仕事をされているのか、気になるところです。「今のお仕事、どうやって見つけたんですか?!」ほんの一部だけでも垣間見ていくことにいたしましょう。
まず、その土地の地域性を活かした仕事としてあげられるのはやはり農業や林業、漁業といった第一次産業系でそれに付随・関連する職種が挙げられます(例:当事業者を顧客とした営業や料理店などのサービス業)。また、農業を始めたいと思っていたとしても素人には何から着手すればいいのか皆目見当もつきません。そういうときに頼りになるのが新規の就農希望者を支援するNPOや各自治体の存在です。インターネットなどで事前にできるかぎり調べたうえで実際に相談してみるのが得策でしょう。その際にはくれぐれも相談内容を相手に対して丸投げするようなみっともないマネだけはやめましょう(なかには自分の相談事のくせにまるで他人事のように相談してくる不届き者も少なからずいるようです)。相手はあなたの相談内容に親身に接してくれようとしている「赤の他人」であることをお忘れなく。社会人として最低限の礼儀とマナーはいくらこれからに対する不安があっても失いたくはないものです。具体的には各都道府県で新規就農相談センター主催の「農業体験相談セミナー」や「IJUターンフェア」などを定期的に開催していることが多いので、そういった催し物にこまめに足を運んで、参加されてみてはいかがでしょうか。そのうちに顔見知りなどができて思わぬつながりが広がることだって十分に考えられます。何事においてもまずは自らが行動することに尽きます。
次に、地産地消・地域密着型の地元の企業に勤めるという方法も考えられます。たとえば、過疎地においては移住してきた方を支援する意味で採用を優遇してくれる会社もあるほどです。「いいな」と思う企業があるのであれば、たとえ公に求人募集がなくてもダメ元で一度は自己紹介も兼ねて問い合わせてみるべきです。「ここで暮らしていきたいんです」という熱意が思わぬ化学反応を生み出すかもしれませんから。そういう意味では「こういうことを考えているあなた自身を知ってもらう」ということから始めるくらいの気持ちでちょうどいいのかもしれません。
最後に、自宅で働くケースが考えられます。ひとくちに「自宅で働く」といっても、これだけパソコンやインターネットが普及した現代では様々な事業形態が考えられます。自営業や内職はもちろんですが、SOHOやコワーキング、シェアオフィスをはじめとしたプロジェクト単位での分業、翻訳などの専門職、果ては陶芸、木工などのスタジオを開き、職人として立派に生計を立てていらっしゃる方も少なくありません。要はやるか、やらないか。田舎暮らしをきっかけにしてあなたが芸術家デビューすることもまた夢ではないのです。
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